「おらが町の史跡・文化財」[川端区]
川端天神社
○祭神 正一位 太政大臣 菅原道真公(すがわらのみちざねこう)
○御神名 天満大自在天神(てんまんだいじざいてんじん)
○配神 天照皇太神 飯縄社(てんしょうこうたいじん いいづなしゃ)
創立年月は不詳ですが、旧北高田村(川端)の産土神(うぶすなかみ)です。
昔、この土地は裾花川の支流が流れる荘園でした。川は乱れて洪水が多く、家や田畑が殆ど流出してしまった時に、菅原道真公の霊像が流れ着きました。
災厄払いと子孫にいたるまで福祉あれと願って村の東端に祠を建て、その霊像を祀ったのが始まりとされています。
永禄年間(1558~1569)にこれを改築し、北高田村天神社としました。
元和二年(1616)に本殿を建て、元禄五年(1692)に拝殿を増築、更に天保十年(1839)に社殿を改築しています。
以来村人はこれを崇拝し、明治六年(1873)に村社となりました。
「東風(こち)吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主(あるじ)なしとて 春を忘(わす)るな」の歌で知られる菅原道真公は天神様と呼ばれ親しまれ、災厄払いと学問の神様として崇められています。
現在では、毎年正月に特別祈願「登龍門祈願祭」が行われています。
●祭事
◎春季例祭 四月二十八日・二十九日
◎秋季例祭 九月二十二日・二十三日
◎大祓祭 十二月第一日曜日
◎元旦祭 十二月三十一日・一月一日
◎登龍門祈願祭 一月三日
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